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原発事故で自主避難した私の生き方

福島からの自主避難者である「しすたー」の想いや考えを伝えます。

たましいのたび

 

水色や青。

緑、色んな色の魂が混ざり合って、

黒い海に消えていった。

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空を漂っていくけれど、

橋を渡りきれなくて、

見つけられなくて、

ここに残ってしまった。

 

水色や青。

緑、色んな色の魂が混ざり合って、

叫び声になってうめき声になって、

混ざりあった。

 

憤っていて、虚しくて、悲しんで、

ずっとそこに残っている。

 

癒やされることも知らず、

海の底で光が漂い続ける。

 

その魂の声に応えるように、

風が囁いて、

海がきらめいて、

森がざわめいて、

行き場のない想いを引き込む。

 

行き場のない魂が、

燃え立つような想いを森に託して、

冷めきった想いを海に託して、

虚しさを空に託して、

かえろうとしてる。

 

行き場のない魂が、

愛を求めて、かえりたいと願ってる。

 

かえりたくてもかえれない。

癒やされない魂が毎年、

決まった時期に

一斉に動き出す。

 

 癒やされぬ魂のたび。

終わりのないたましいのたび。